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大震災復興に法の壁…撤去できない漂着物

東日本巨大地震の被災地で、復興の前にまずは
がれきの山を何とかしなければいけないわけですが、
「うちの敷地に流されてきた、誰かの車や家財道具がある。
 処分していいか」
となったときに、簡単にはいかないようなのです。

宮城県環境対策課には、こうした相談が相次いでいるようですが、
担当者は「止めもしないし、お勧めもしない」
と戸惑いを隠せないのだそうです。

見た目には「ゴミ」「廃棄物」であっても、
当事者が「財産だ」と主張する可能性があり、
一方的に行政の判断で処分を認めたり、代わって処分したりすると、
財産権侵害として訴訟に発展する可能性もでてくるのだとか。

しかし、
「一つ一つ所有者を確認していたら、復旧作業に手が回らない」
(担当者)のが現実なのです。

法律やルールの不備、平時を想定した規定の硬直的な運用、
さらには、国などが明確な指針を示さなかったり、
システムがなかったりすることが、被災者支援や
復旧に向けた活動にブレーキをかけることになりかねません。

がれきの撤去については、処分予定を前もって公告し、
一定期間内に所有者から何も反応がなければ
処分できるようにするなどの方法も模索されています。

「『財産権を侵害した』などと言われないような
 法制度を整備してもらいたい。前例のない事態だけに困る」
と、県の担当者は国に苦言を呈しています。


200人以上の遺体が見つかり、
多くの家屋が津波に流されるなどした
同県東松島市の市立野蒜(のびる)小の校庭では、
陸上自衛隊が人力や重機で流れ着いたがれきや
車を取り除く作業を進めていますが、
ここで障害となっているのが持ち主と連絡が取れない乗用車。

校庭には、浸水したり、窓が割れたりして
動かなくなった約100台が取り残されています。
校庭は公道ではないため、所有者の承諾なしに撤去できません。
「この混乱の中、どうやって所有者を捜し出せばいいのか……」
と困惑しています。

校庭は、重機やトラックなどの拠点にする予定なのですが、
「車さえ撤去できれば多くの重機を導入でき、
 早期復興につながる」
と悔しがる姿も…。

 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000102-yom-soci
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震
ジャンル : ニュース

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